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Report【Well-Being 3.0 Conference】PERMAの実現とWell-Beingによるイノベーション 19.04.12

Report : Well-Being 3.0 Conference PERMAの実現とWell-Beingによるイノベーション

2019年4月12日(金)、ギブネスインターナショナル主催、「Well-Being 3.0 Conference」が開催されました。

“PERMAの実現とWell-Beingによるイノベーション”をテーマに、7つのセッション、20名の登壇者でお送りしたイベントの様子を写真とともにお送りします。

オープニングトークは、島田由香 × 矢澤祐史

主催チームである矢澤祐史、島田由香からのご挨拶。期待感から、会場はすでに熱気を帯びつつあります。

Session1「Well-Being研究のこれまでの成果と今後の展開について」

拍手の中、壇上にあがるセリグマン博士。

時折り、ディーナー博士に問いかけをしながら、セリグマン博士が最新研究について語ります。来日後の識者との面会や生活する上での気付きから、登壇前夜に更に新しい内容を用意し、シェアしてくださいました。

バトンを受けたディーナー博士。「愛」がWell-Beingにもたらす影響について。

モデレーターの島田由香が加わり、ディスカッションへ。

石川善樹さんのプレゼンテーションから始まったSession2「Well-Being研究の課題とこれから」

これまでウェルビーイングというものがどのように研究されてきたのか。そして、今後どのような発展、応用が期待されるのか。

マイクは、井上高志氏へ。

「ウェルビーイング学問」への研究助成を目的としたLIFULL財団設立にまつわる想いとは。

それぞれの見解を語る、早稲田大学ドミニク・チェン氏、楽天CPO小林正忠氏。

壇上からの問いかけに応えるセリグマン博士。

ディーナー博士も再び壇上へあがり、自身の見解を語ります。

Session3「Well-Beingで生き方はどう変わるのか」

小橋賢児さんのこれまでの人生にまつわる話から、Session3の幕が開ける。

wantがhave toに変わる苦しさ。自分らしさとは何か。

重ねて、美馬寛子さんと島田の掛け合いが進む。

LIFULL CPOの羽田幸広氏。「日本一働きたい会社」をつくることに情熱を注いでいる。

ユニリーバ・ジャパンでCHROを務める島田とも話がはずみます。

再び、小橋さん。

仏教でいう「中道」。今の自分とは対極にある新しいことに触れ、気付きやわくわくに出会ってほしいと語る。

Session4「テクノロジーの発展とWell-Beingの測定」

Session4は、ウェルビーイング測定の権威ライル・アンガー博士から。

ツイッターから見る人生の満足度

日立研究所 矢野和男さんからは、ウェアラブル端末で集積したデータの分析結果。

矢野さんのプレゼンに聞き入るディーナー博士

楽天CDOの北川拓也さん。

ドミニクさんは、自身の発表したサービスの反応を踏まえ、ウェルビーイングについて、独自の見解を示す。

そして、ドミニクさんのモデレーションにより、ディスカッションへ。

ウェルビーイングとその計測、ビッグデータについて。データをもっている企業もいまのままでは本当の意味での活用ができない。

Session5「Well-Beingにおける米国と日本、UAEの違い」

Session5は、野村将揮さんによるプレゼンから。

そして、野村さんのモデレーションで、ディスカッションへ。

大阿闍梨 塩沼亮潤さんからは、ご自身の壮絶な修行の経験を踏まえ、幸福とWell-Beingについてのお話をいただく。

日本と米国で、例えば、「誰かに頼られること」で幸せを感じることは一緒だが、その中にも微妙なニュアンスやシチュエーションの違いがある、とディーナ―博士。


聞き入る小林正忠さん。

セリグマン博士も見解を述べる。

Session6「Well-being研究の実践的・多領域展開の可能性」

幸福学を研究する慶応大学前野隆司教授。

幸せの4因子について。また、PERMAとの相関についても語ります。

「幸せ」と「成長」は関係するのだろうか。

そして、千葉大学 小林正弥教授。ウェルビーイング研究を多様な領域で社会実装していく際の事例見解を共有してくださいました。

アカデミックな内容に、メモを走らせる参加者の皆様。

鳩山友紀夫元総理。

自身が提唱する「友愛」とウェルビーイングの関係について。また、政治においても、国民の幸せの総量が増えるようウェルビーイングを実装していく必要性を説く。

3名のプレゼンテーションを経て、ディスカッションへ。

Session7「Well-Being3.0」

最後のセッションは、イベントの実現に尽力した矢澤、島田、井上さん、そして、ウィルグループ会長の池田良介さんの4名が壇上へ。

ウィルグループは、企業理念の中心にポジティブ心理学を据えており、「経営指標の中でウェルビーイングが最も大切」と語ります。

井上さんも10数年前にポジティブ心理学に触れ、学びを深めてこられたそう。未来の社会の設計において、その中心にあるのがウェルビーイングになれば、世界は圧倒的に変わる。

笑い合う両氏。

そして、ラストは、島田の呼びかけで証明を落とし、会場を彩った「竹あかり」の温かい光を全員で味わう。演出は、池田親生さん。

ウェルビーイングは、人がより善く生きるための学問。人類共通であるはずのこの概念は、急速な社会・技術発展の中、置き去りにされてきています。

今こそ、この概念をアップデートするときだーー

多数のご来場、誠にありがとうございました。

GIVENESS INTERNATIONAL

Well-Being 3.0 Conference

[カンファレンス概要]
▼開催日時
 2019年4月12日(金) 13:00-19:30
▼開催場所
 ベルサール御成門タワー3Fホール
▼来場
 400名〜
▼参加費(領収書発行可)
 Conference Pass(一般) ¥15,000-
 Student Pass(学割) ¥1,000-
 Country Pass(地方割) ¥8,000-
▼主催
 GIVENESS INTERNATIONAL
▼特別協賛
 株式会社LIFULL
 一般財団法人LIFULL財団
 株式会社ウィルグループ
 ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社
 一般財団法人Next Wisdom Foundation
 株式会社ベアーズ
 一般財団東アジア共同体研究所
 habitech inc.
 株式会社アカツキ
 株式会社アイアンドシークルーズ
 株式会社シェアリングエネルギー
 一般財団法人ワンネスグループ
▼登壇者
 マーティン・セリグマン(ペンシルバニア大学)
 エド・ディーナー(イリノイ大学)
 ライル・アンガー(ペンシルバニア大学)
 井上高志(株式会社LIFULL代表取締役)
 池田良介(ウィルグループ代表取締役会長)
 石川善樹(LIFULL財団代表理事/医学博士)
 島田由香(ユニリーバ・ジャパン取締役CHRO)
 塩沼亮潤(大阿闍梨 福聚山 慈眼寺 住職)
 前野隆司(慶應大学大学院SDM研究所)
 ドミニク・チェン(早稲田大学文学部学術院准教授)
 小林正忠(楽天 常務執行役員CPO)
 小橋賢児(LeaR 代表/クリエイティブディレクター)
 美馬寛子(Miss Universe Japan/ナショナルディレクター)
 羽田幸広(株式会社LIFULL執行役員CPO)
 小林正弥(千葉大学大学院社会科学研究院教授)
 北川拓也(楽天 執行役員CDO)
 矢野和男(日立製作所フェロー)
 鳩山友紀夫(一般財団東アジア共同体研究所 理事長)
 矢澤祐史(Giveness International創業者)

取材その他お問い合わせ

カンファレンス事務局(info@giveness-i.com)までご連絡くださいませ。

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